映像の漁師・猟師
金曜日, 11月 20th, 20092009年11月20日
現在成田空港の第二ターミナルにいます。
これから今回の目的地であるチリ、サンチャゴに出発。
昨晩は1日雑事をこなし、
夜遅くからパッキングをスタート。
いつものこととはいえ、
やはりほぼ徹夜になってしまいました。
でも、海外に行くのは楽しく、
頭の中で現地の行動を何度も想像しながら、
パッキングをつづけました。
(頭で現地の行動を想像するのは、何を持って行くか、
服はどの程度寒さに耐えられるものが必要なのか
などのシミレーションのためです)
南米の最南端を目指す今回の旅も、
前回のアタカマ砂漠同様、
-10度から50度に気温が変化する行程です。
それにパタゴニアの南からの強風を受け続けると、
気温以上に体感温度は下がるはず。
そのため防寒具はかなり必要になると予想できるのです。
私は海外に行く前、または行っている途中が好きです。
理由は、これからまた何らかの未知なる経験が待ち受けているからです。
それと同様に、私は海外から日本に帰る時も好きなのです。
飛行機の中で、ダラダラと飯を食い、映画を見、寝る。
そして、日本で食べたいものを思い浮かべる。
それがあと何時間後に食べられると思ったら、
それだけで、心はうきうきしてきます。
日本で、
好きなモノを、好きな時に食べられる生活をしていたなら、
絶対にこの感情を思い出すことは出来ません。
また、海外取材で心身ともに疲れ果てたあとの帰国時は、
住み慣れた自宅、使い慣れた日本語での生活を
再び送ることが出来る安堵感が身体全体を包んでくれるのです。
つまり、海外に行くのも麻薬的に好きだし、
海外から帰ってくるの、どうしようもなく好き。
先日、TV撮影において、「農民になりたいですか?」と訊かれました。
私は迷わず、
「農民には気質的になれません。私がなりたいとしたなら、
それは漁師、猟師のどちらかです」
と答えました。
常に移動を続けたい。
常に新しい発見をしてみたい。
この抑えようもない感情が
写真家のモティベーションの源なのです。
