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表現システムの変更 桃井和馬

金曜日, 11月 13th, 2009

Eyewitness がスタートした。
これは、写真家が集まった地球環境「写真」プロジェクトである。
 
日本人は1日1万点の写真を見ている。
しかし1日が終わった時点で、
その中の1点でも覚えている人は少ないのではないだろうか? 
 
私たちが生活する先進国は、
視覚に頼った文明だと言われている。
けれど、その視覚さえ
まともに使っていないというのが本当の所だろう。
  
記憶のメカニズムを探ると、
受動的に現れるものは決して記憶に固定されない。 
 
つまり、1万点の写真とは、見る者にとって、
すべてが受動的に接する対象でしかないのだ。
 
だが、今回 Eyewitness のメンバーとして
集まった写真家たちは皆、受動的な視覚対象、
つまり、曖昧な形で消費される写真は撮っていない。
  
私たちは言葉を持ち、思想を哲学を持ち、
その発露として写真というメディアを
表現の手段として選んでいる。
 
つまり、見る者それぞれが能動的に「想像」しながら、
「思考」しながら写真を見つめて欲しいのだ。

そして、能動的に視覚対象、
つまり良い写真に向き合う時、
それははじめて個人の中で
「記憶」として定着されるのである。
 
Eyewitness で提示する写真はどれも完成度が高い。
本当に良い写真とと向き合って欲しい。
 
その中で、どれだけ写真家が自然の中で、
ギリギリのところまで身体を追いつめ、
一枚の映像を残しているのかを想像して欲しい。

Eyewitness が目指すものは
良い写真を見せるだけではない。
 
私たちが目指しているのは
システムの変更なのである。
 
私たちは1枚の写真を完成させるために、
ある者は何年も繰り返し厳しい環境の中に身を投じ、
ある者はとことんまで金銭的な苦境に置かれながらも、
血が滲むような努力の末に現場に足を運び続けている。
 
だが、写真を掲載する雑誌は深刻な不況のただ中にある。
発表する誌面さえほとんどないというのが現実なのだ。
 
 しかし一方で、私たちの写真を見た方々からは、
本当に力づけられる感想を聞くことができる。
 
社会への提示方法を変えたなら、
きっと写真が本来持つ力を発揮できる、
より多くの人と共有できると、
私たちは確信しているのだ。
 
Eyewitness は
それを具体化させるプロジェクトです。
 
  
これからが本当のスタートですが、
皆様、よろしくお願いいたします。
 

         桃井和馬 

EYE-WITNESS blog スタート

金曜日, 11月 13th, 2009

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●クレジット
プロジェクトEyewitness
 
●参加写真家
桃井和馬
小原玲
倉沢栄一
山下大明 
前川貴行 
会田法行 
野田雅也 
 
●音
rocomoon 
 
  
●プロデューサー
マエキタミヤコ
 

●プロジェクト・アートディレクション
三村漢(niwa no niwa)  
山下リサ(niwa no niwa)